〇〇さま

こんばんは、木坂です。

驚くほど忘れてました。

和佐君との対談音声の2回目が公開されています。

何を忘れてたって、アンケートが今月いっぱいだという
ことです。

前回も確か期限前日とかにメルマガ出した気がしますが、
申し訳ないです。

気が向けば、そして間に合えば、何か書いてくださいませ。

あと、今回も音声紹介だけでは何となくさみしいので、
ひとつ記事を付けました。

興味があれば合わせて読んでみてください。

ではでは、参りましょう。

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目次

1.和佐君との対談音声その2。

2.献血とパラダイムシフト。

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1.和佐君との対談音声その2。

音声は

http://wasakisaka.s3.amazonaws.com/02-Idea.html

ここで聴けるみたいです。

アンケートが付いていて、締切が今月末までらしいので、
もし何か書きたいことがあれば(大急ぎで)書いてみてください。

僕ら二人で、全てに目を通します。

今回の対談のテーマは、ズバリ

「アイディアの出し方」

です。

「世界をひっくり返すような画期的なアイディアを
出す方法はありませんか?」

という質問を受けたことはさすがにありませんが、
近い質問は幾度となく受けています。

そういう「方法」があるのであれば、僕自身とても
うれしいのですが、そうだとするとたちまち一つの
悲しい事実がそこに現れてきます。

「画期的アイディアを生み出す方法」が確立した時点で、
その方法の価値がなくなるという逆説がそこには存在するのです。

物事というのは、

「誰もできないからこそ価値がある」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

わけで、もし定式化できるなら、それはまさに
説明書を読んでスイッチを入れてテレビを見るように

「誰でもできる」

ものになってしまいます。

そんなものの価値は高くなりません。

ピカソやゴッホの絵が常軌を逸して高いのは、
あれを描ける人が他にいないからです。

単純なことですね。

ですから、アイディアを出す、パラダイムシフトを起こす、
というのはやってみるとものすごく大変で、ストレスが
たまってくるわけですが、そしてほとんどの人は途中で諦め、
やめてしまうのですが、だからこそ、価値がこの上なく高いのです。

アルゴリズムがないがゆえに価値が生まれる。

ほとんどの人が諦めるから価値が担保される。

そういうことを受け入れた上で、それでも頑張りたい、
という人のヒントになればいいなと思っていろいろ
話しました。

「こうすれば次なるiPodを生み出せます」

というキャッチーな話ではないですが、

「こういう風に考えれば、次第に人とは違った世界が見え、
人が思いつかないようなアイディアが出るようになると思いますよ

という話をしています。

マネタイズセミナーやそれに続く使えるシリーズセミナーを
受講してくれている方はよい補足教材になると思いますので、
是非聴いて実践していただければなと思います。

2.献血とパラダイムシフト。

つい先日、使えるセミナーシリーズにおいて、
パラダイムシフトの話をしました。

そこでパラダイムシフトを起こす訓練として、
「献血」を題材にワークをしてもらったわけですが、
ワークを見ていて、発表を聞いていて、
僕自身いろいろな発見がありました。

今回はそのうちのひとつをお話ししたいと思います。

現在日本では、年間約530万人の人が献血していまして、
これは全人口に対して約4%の割合です。

これを5%にするプロジェクトを引き受けた時、
どういう企画でその目標を達成しますか、
というのがワークの概略なのですが、なかなかどうして、
結構な難問です。

何が難しいかと言えば、何と言ってもその規模でしょう。

たった1%増やすだけですが、その人数は120万人になります。

120万人を、年間増やさなくてはいけない。

ビジネスで言えば、年間のお客さんを120万人増やすわけです。

これは相当難しいですよね。

しかし、それに加えてビジネスとは決定的に違うことが一つあります。

それは、

「献血の場合こちらが提供するものは特にない」

ということ。

むしろ時間と、場合によっては交通費まで向こうに負担してもらって、
挙句の果てに血を大量に貰う始末。

お返しはせいぜい無料でジュースをどうぞ、くらいで。

そんなことを積極的にやってくれる奇特な人を、
あと120万人増やせ、というのがそのプロジェクトです。

考えてみれば、ある意味無茶苦茶なことなんですが、
これをどういう企画で達成するか、ということを考えて
もらいました。

中小企業を経営しているくらいの感覚では、
この規模は肌感覚で実感できないので、どうしても
アイディアが「小さくまとまった」ものになりがちです。

「1000万円売り上げをアップさせるにはどうするか」

みたいな規模でしかものを考えられない
(=世界を見れない)からです。

実際ぐるぐる回って見ていても、お金を与えてインセンティブと
しようとしていたり、ビジネスのようにリピーターを増やす方法を
考えていたり、要は自分の中に既にある枠組み(=パラダイム)の
延長線上でしか考えられていない人が圧倒的多数でした。

それがわかっているからこそ、こういうワークを選んだんですが。

もちろん面白いアイディア、ユニークな見方もありました。

15分程度のワークにしては、本当によく考えられていたと思います。

いくつかは、しかるべき方法で洗練させていけば十分
実現可能性があるものだと僕は感じましたし。

と同時に、自分が支配されているパラダイムを転換することの
難しさは、全員が感じられたのではないかなと思います。

ちなみに、このワークにおいて多くの人が金銭的インセンティブを
アイディアとして挙げていました。

一番簡単に思いつくんでしょうね。

もちろんアイディアが出てくることそれ自体は
大変よいことなのですが、しかし残念なのは、
これについては既に実験結果があるのです。

それによると、献血に報酬を設定すると、献血者の数は減りました。

報酬を全額寄付ということにすると、元の水準に戻りました。

要するに、金銭的なモチベーション自体が、献血という行動の
モチベーションと本質的にバッティングするのです。

全く別のところに、モチベーションがある。

僕は、時間さえあれば金銭的インセンティブをノートに書いている人に
一人一人聞いて回りたかったことがあって、それは

「それであなたは喜んで献血に行きますか?」

ってことなんです。

400c.c.の献血ごとに1000円プレゼント!とかやっていて、
積極的に行きますかね?

1回2回は言ったとして、さらに何度も気持ちよく行けますかね?

と聞きたいのです。

簡単に言えば、

「あなたは心から、本心として、お金をあげればそれで
人が献血に行くと思ってるんですか?」

という問いかけです。

もちろん行く人もいるでしょう。

問題は、それで120万人がモチベートされるのか、
され続けるのか、ということです。

小さいビジネスを経営していると、こういう発想が
「無意識的」になっていきます。

まさにパラダイムとして、その人を知らず知らずのうちに
支配していく。

「対価」という感覚が、どうしても金銭を媒介してしか
理解できなくなっていくのです。

「いや、1000円もらっても行きませんよ」

という人に対しては、ごく自然に

「じゃあいくらもらえれば献血に行きますか?」

という質問を悪意なくしてしまいます。

違うのです。

彼らが求めている「対価」は、お金ではない。

「対価」とは、「対する価格」ではなく、「対する価値」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なのだということを忘れてはいけません。

勝手に、問題をお金に矮小化してはいけないのです。

そういう貧しいパラダイムに支配されていては、
これからの世の中どんどん苦しくなりますよというのが、
年末から(本当は何年も前から)一貫して僕が指摘していることです。

同じことが勉強にも言えます。

僕は小学生のころ、母親から

テストで100点を5枚取ったらファミコンのカセットを1つ買ってやる」

と言われて大喜びしていました。

しかし、2年間くらいでテストは数十枚あったと思いますが、
結局買ってもらったカセットは1つです。

(※一応僕の名誉のために言っておきますが、ルールがかなりシビアで、
100点以外を取ると、100点一枚と相殺されるというルールでした。

つまり10枚テストがあって、見事100点を5枚取るとすると、
残りの5枚は100点以外なわけなので、トータルすると「0枚」
計算されます。

このシビアなルールは事前に説明されなかったために、僕の
人間不信の源泉はここら辺で芽生えた気がしてなりません。)

100点の枚数は、前の学期と比較して全く増えなかったのを、
我ながらすごく不思議だったのを、今でもよく覚えています。

喜んでいたはずなのに、本当には、心の底は、
モチベートされていなかった。

努力って、物質的なインセンティブではモチベートされないのでは
ないかと、最近は思います。

努力はなぜするか、生きていくのに不可欠でないにもかかわらず、
なぜわざわざするのか、と考えた時、僕は

「それに意味を見出しているから」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というのが最もシンプルで説得力があると思っています。

「それに意味を見出している」というのはもちろん
「その人の人生にとって」の意味を見出しているということですが、
これは裏返せば

「何に対しても努力していない人は、自分の人生において
意味を見出せるものが何もない」

ということを意味していて、それはもっとはっきり言えば

「文字通り“無意味”な人生を送っている」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ということを意味します。

だから、僕は「モチベーションを維持する方法」ほど
不毛な議論はないと感じるのです。

維持するも何も、自分にとって意味のある対象が
見出せていないから単にモチベーションが続かないわけで、
それはあまりにも当然なこと。

ですから、そういう人に必要なのはモチベーション維持の方法ではなく、
意味を見出せる対象なのです。

それがない間は、何をやったって、モチベーションは続きません。

いくら魅力的なファミコンカセットを餌にしたところで、
テスト勉強を継続して頑張るようにはならないんですよ。

「目標を達成した時の報酬を設定しましょう、そして
それを得ている自分をイメージしましょう、できるだけ
鮮明にイメージしましょう、そうすれば快楽物質が出て云々」

などは、バカとそうでない人を見分ける能力がある
心の綺麗でない人が、バカだけをターゲットにばら撒く
甘くおいしく体に悪いお菓子です。

今述べてきたように問題の本質はそんなところにはありませんし、
だからこそ「この手の」市場は拡大する一方なのです。

拡大しているということは、どんどんと路頭に迷っている人が
増えている、ということですから。

必要なのは、とにかく自分にとっての意味を見出すことです。

世界の中に、自分の人生にとっての意味を見出すことです。

時々「世の中何にも魅力が感じられないんです」という
人がいますが、それ自体考え方が誤っています。

というのも、結局「意味を見出す」ということ自体が
本人の認識の問題なので、自分の外に何か魅力的なものを
探している時点で、もう違うんですね。

「素敵な何かを見つける」のではなく

「(自分の中で)意味を見出す」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

のです。

ちょうど今回紹介した和佐君との対談でもお話ししていることですが、
問題なのは外部にあるのではなく、内部にある。

自分がどう世界を認識しているのか、なのです。

「魅力的な何か」を見事見つける能力ではなく、
ありきたりのものをどれだけ魅力的に見ることができるのか、
そういう能力が最近特に試されていると感じます。

魅力的なものを一生懸命探している人、自分を探すために
バックパッカーみたいになっちゃってる人などにとっては、
この視点自体がパラダイムシフトかもしれません。

詳しくは音声でも話していますので、もし必要を感じたら
参考にしてくださいませ。

ではでは、今回はこの辺で。

質問や感想、各種要望などがあればこのメルマガに
返信してください。

ありがとうございました!

木坂