〇〇さま

こんばんは、木坂です。

新年も明け、もうさすがに皆さまも平常モードに
戻ったと思う頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

毎年新年にはメルマガを出して、音声を配布したり
しているのですが、今回はその音声が対談になりました。

定期的に不仲説の出る、和佐君との対談です。

彼は不思議な生き物で、相変わらず不思議な生き物でしたが、
対談はやっぱり一番しっくりきますね。

世界広しと言えど、ここまで事前打ち合わせなしで行われる
対談はないと思います。

しかも一発録音で、編集も、多分してないと思います。

こういうことができる相手というのはとても稀有なのだと、
最近特に感じます。

音声紹介だけでは何となくさみしいので、
僕なりに雑感を付けました。

興味があれば合わせて読んでみてくださいませ。

ではでは、参りましょう。

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目次

1.和佐君との対談音声。

2.コミュニケーションの面白さ~対談を通して思うこと~。

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1.和佐君との対談音声。

音声は

http://wasakisaka.s3.amazonaws.com/01-Lived.html

ここで聴けるみたいです。

アンケートが付いていて、締切が今日までなので、
もし何か書きたいことがあれば大急ぎで書いてみてください。

僕ら二人で、全てに目を通します。

対談のテーマは、なんだろう、いつものことなんですが、
これとは言いにくいですね。

お金の話もしているし、近況報告もしているし、
日本の未来の話もしているし、人間の本質についても
言及しているし、日本と中国の経済構造についても言及しているし、
ビジネスチャンスを見つける方法についても話しているし、
なんかいろいろです。

いろいろが一気に来ることで脳みそは進化します。

そのいろいろ具合を、お楽しみくださいませ。

2.コミュニケーションの面白さ~対談を通して思うこと~。

この対談の後、食事をしながら和佐君が

「やっぱ木坂さんはやりやすいなーって思いましたよ」

と言っていました。

これは僕も同じ感覚で、今までいろんな人と話してきましたが、
結局和佐君と話すのが一番楽だし、しっくりくるのです。

気を使う場面がほとんどないので、それも珍しいなあ、と。

そして、和佐君との対談は非常に評判がいい。

ここだけの話、和佐君がソロでやっている活動には
一切興味がないけど僕との対談だけは絶対に聴く、
という人も僕が知っているだけで何人もいます。

なぜこういうことが起こるのか、と徒然に考えてみると、
2つ、大きな理由があると感じます。

ひとつは、

・彼が良い意味で自分を持たないということ
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が挙げられるのではないかな、と。

僕はよく彼を「無色透明」という表現をするのですが、
彼には、普通生きていたらもっとも守りたいはずの、
守るべき自分が存在していません。

していません、とか勝手に断言してしまいましたが(笑)、
多分ないと思います。

実際に何度か死にかけたからでしょうか。

自分の立場や価値観においても、大して執着がないのです。

一般には「自分がない」と言えばネガティブな
ニュアンスがこもりますが、この場合は例外で、
僕は非常に珍しいケースだなと彼と話す都度、感じています。

もちろんこれの悪い面が出る場面もあるのでしょうが、
少なくとも僕と何かをしている限りにおいて、
よい面しか出ていません。

自分がないので、僕のような空気を読まず好き勝手なことを
話す人間ともぶつからないし、むしろ単純に興味を持って
相槌や突っ込みを入れてくれるので、話が自然と膨らみます。

これは「移動する力」とも言えるある種の能力です。

自分の価値観に凝り固まっている人は、そういう意味での
移動する力がなく、対談すれば平々凡々、議論すれば
単なる罵り合いになってしまうのですが、彼は実に移動力があり、
どんな話題にもそれなりに対応してきます。

彼の守備範囲かどうかは関係ないことが、ひとつの
ポイントです。

彼の愛読書は少年ジャンプですが、僕の抽象的な
話にもついてきているように見えると思います。

なぜそれが可能なのか、と言えば、彼が天才だからとか
そういうおとぎ話の話では全くなく、単に彼には執着がないために、
恐れもないからです。

「うわあ、なんか小難しい話し出したよ、全然わかんねえよ、
ドラゴンボールで喩えてくれよ」

とはならない。

彼はただ移動しているだけなので、彼の知識や価値観は
ここでは重要ではないんですね。

ただ相手の位置にへいへいと気軽に移動できていること、
そしてその場で適当に興味を持ったことを発言できること、
そして別の場所にすぐ移動できること、これが重要なのです。

ですから、彼は話す相手によって、対談全体の面白さが
変わるはずです。

彼は無色透明なので、移動した先がつまらなければ、
つまらないものを反映するしかないから。

僕は彼がソロでどのような活動をしていて、誰と組んで
仕事をしていて、ということを全く知らないし、また
正直なところ興味もないのですが、おそらく、
そうなっていると思います。

ある意味残酷ですが、対談の面白さが、彼の対談相手の
面白さであり、つまらなさが、相手のつまらなさです。

彼の個性は、そういう部分にあると僕は感じています。

そして、こういう個性を持つ人は、「俺が俺が」時代の
昨今においては本当に少ない。

レッドデータブックもんの希少生物と言えるでしょう。

一見すると「俺が俺が」タイプに見えるところも大変
面白い点ですね。

表面的には俺が俺がなのですが、その本質は全く異なるのです。

ふたつめですが、これは特に和佐君を知る人は
意外に感じる人が多いかもしれません。

・彼が極めて論理型の人間であるということ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

が挙げられると思います。

よく、

「和佐さんは感性の人で、木坂さんは論理の人で、だから
バランスが取れて面白く噛み合うんですよね」

ということを言われますが、僕はこういうことを言われるたびに、
この人は日本語を理解できないのかと心配になります。

感性と論理が、どうやって噛み合うんですか。

論理と論理だから共通の土台があって、噛み合うんですよ。

ただその論理の表現の仕方が大きく異なっているだけで、
和佐君は全く感性の人ではありません。

僕なんかより遥かに冷たい、と一部ではもっぱら評判ですが(笑)
それはゴリゴリの論理型だからこそ持たれる印象です。

感性型の人は、暑苦しかったりする印象になります。

彼は、極めて冷めています。

世の中にも、人にも、もちろん僕に対しても、
全般的に、冷めています。

だから、どちらかと言えば暑苦しい、もとい、
むさくるしい僕とバランスが取れるのです。

彼には、あまりクリエイティビティに対する
こだわりもなく、コンテンツの作成などを比較的
「機械的に」遂行することができます。

僕にそれはできない。

だからメルマガもほとんど出さないし、コンテンツも
遅れに遅れることが多い。

彼は僕なんかより、よっぽど合理的傾向の強い人だと
思います。

でなければ、コンサルの時におばちゃんを泣かせたりしないですよ(笑)。

以上二つの理由により、僕と和佐君は、しっくりくるのでは
ないかなあと個人的には思っています。

コミュニケーションというのは、こういう点が面白いのです。

一緒にいてつまらない人は、大概上で述べた「移動する力」が
衰弱しきっています。

ほとんど瀕死。

自分の今いる位置から一歩も動かずに延々しゃべるので、
ちっとも面白くないのです。

そして話している本人も、他の場所に移動しないから、
聴いている人がどういう気持ちかとか、どういうことが
理解できないかとか、逆にどういうことなら理解できるかとか、
そういうことに思いをはせることがなく、むしろ「なんで
こんなに面白い話をしてるのに寝るのだろう」と疑問に感じる。

お互いが、ずっと交わらないのです。

これが面白いとすれば、それは外野として観察した場合の、
シュールレアリスムの世界でしょう。

「分かり合えた感じ」とは大体錯覚ですが、それでも確かに
感じる瞬間がある。

そういう瞬間というのは、お互いが自分に対する執着を
(部分的にでも)手放せた瞬間であることがほとんどです。

今度そういう瞬間があれば、ふとこの話を思い出してみてください。

また、コミュニケーションに悩んでいる人は、是非このことを
常に考えながら人と話すように、何かを書くようにしてください。

「いや、私は比較的こだわりがないのですが、相手が・・・」

と思っちゃうような人、そういう人が一番難しいかもしれません。

コミュニケーションの本当の難しさは、ここにあると、
最近特に思います。

だから、僕はセミナーが好きなのかもしれません。

ではでは、今回はこの辺で。

質問や感想、各種要望などがあればこのメルマガに
返信してください。

ありがとうございました!

木坂